獣医師の高い評価と、食いつきの良さが紹介されているモグワンとカナガン。
モグワンとカナガンは類似度62%の原材料で構成されており、ドッグフードに精通している人でなければ、どっちがいいのか分からなくて迷いやすい商品です。
そこで本記事は、モグワンとカナガンの違いを比較して、わかりやすく解説していきます。
一目で違いがわかるように、比較表で簡単にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
\ 迷ったらカナガン /
執筆者の紹介
人間と同じように考えて
愛犬と一緒に生活しています。
- NEW2024年2月犬の管理栄養士を取得
- 厚生労働大臣より名簿登録を受けた管理栄養士
- 公益社団法人 日本栄養士会に所属
- 約5年間の病院栄養指導、NST、嚥下チームの実務経験あり
- 大学病院(約2年)長期療養型病院(約3年)勤務
モグワンとカナガンの違いを比較
本記事は、モグワンとカナガンの違いを8つの項目で比較しました。
項目 | モグワン | カナガン |
---|---|---|
内容量 | 1.8kg/袋⬇︎ | 2kg/袋⬆︎ |
コスパ | 280円⬆︎ (100gあたり) | 252円⬇︎ (100gあたり) |
肉の配合量 | チキン35%⬇︎ サーモン21.5%⬆︎ | チキン54.1%⬆︎ サーモン1.2%⬇︎ |
体重管理 | タンパク質⬇︎ 脂質⬇︎ カロリー⬇︎ | タンパク質⬆︎ 脂質⬆︎ カロリー⬆︎ |
粒の油っぽさ | しっとり 粘度⬆︎ | サックリ 粘度➡︎ |
食いつき | 糖質⬆︎ 匂い⬆︎ | 糖質⬇︎ 匂い⬆︎ |
開発者 | レティシアンとカナガンの共同開発 | エディー氏 (イギリスの元ペットショップオーナー) |
販売国 | 日本 (ほか非公開) | 45カ国 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
*カナガンのメニューは2種類ありますが、ここではチキンと比較していきます。
モグワンとカナガンの大きな違いは、肉の含有量です。
主原料がチキン&サーモンのモグワンは、肉の配合量が35%と低い値になっています。
一方、カナガンは肉の含有量が54.1%と高い値になっており、チキンをたっぷり使用しています。
違いを比較してもどっちがいいのか決めかねてしまう人は、お手頃価格のカナガンから試してみてはいかがでしょうか。
どちらも通常販売価格は4,708円ですが、1袋あたりの内容量が違うため、コスパ面で優れているのはカナガンです。
価格の違い
一見すると同じ価格に見えますが、内容量の多いカナガンのほうがお買い得な商品となっています。
比較項目 | モグワン | カナガン |
---|---|---|
内容量 | 1.8kg/袋 | 2kg/袋 |
100gあたりの価格 | 280円 | 252円 |
100gあたりのカロリー | 361.5kcal | 376kcal |
通常価格 | 5,038円 | 5,038円 |
定期コース価格 | 1個4,534円(10%OFF) 2個以上4,282円(15%OFF) 5個以上4,030円(20%OFF) | 1個4,534円(10%OFF) 2個以上4,282円(15%OFF) 5個以上4,030円(20%OFF) |
送料 | 通常880円 3個(1万円)以上で無料 | 通常880円 3個(1万円)以上で無料 |
代引き手数料 | 通常260円 3個(1万円)以上で無料 | 通常260円 3個(1万円)以上で無料 |
それぞれのワンちゃんで消費ペースが異なるため、以下のツールで1日に必要なフード量を把握してみてください。
当サイトの愛犬を例にしてみると、モグワンとカナガンの消費量は以下の通りです。
我が家の愛犬 体重5kgの場合 | モグワン | カナガン |
---|---|---|
1日あたりの消費量 | 97.4g | 93.6g |
1袋の消費ペース | 2週間半(18日) | 3週間(21日) |
カロリーベースでみてもカナガンは栄養価が高いため、優れたコストパフォーマンスをしています。
原材料の違い(類似度は62%)
モグワンとカナガンの大きな違いは、肉の含有量です。
犬は人間よりも多くのタンパク質を必要としますが、単に肉の含有量で選ばず、以下2つの項目にも注目してみましょう。
- 愛犬が好きな原材料はあるか?
- アレルギーや体質に合っているか?
商品パッケージに掲載されている原材料は、含有量の多い順で掲載されています。
モグワン | カナガン |
---|---|
チキン&サーモン56.5%(放し飼いチキン生肉 21%、生サーモン 12%、乾燥チキン 12%、乾燥サーモン 7.5%、チキングレイビー 2%、サーモンオイル 2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、 D3、E)、乳酸菌 ※コンドロイチンはサメ由来のものではございません | チキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル3.1%、乾燥卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン硫酸、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ、ミネラル類(鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E) |
原材料を見ても何がどうなのか、いまいち分からない人は、以下にまとめた特徴を参考にして、モグワンとカナガンを比較してみてください。
とはいえ同じ工場で生産されているモグワンとカナガンは類似度62%の商品で、半分以上が同じ原材料を使用しています。
一致する原材料や算出方法を知りたい人は、タップしてください。
モグワンとカナガンの共通原材料数:22個
モグワンの原材料(36個)との一致率:22/36≒0.61(≒61%)
カナガンの原材料(35個)との一致率:22/35 ≒ 0.63 (≒63%)
一致率:0.61+0.63/2 ≒ 0.62 (≒62%)
以下の表は、商品パッケージに掲載されている原材料から、一致度が分かりやすいように並びを変更しています。
原材料 | モグワン | カナガン |
---|---|---|
肉類 | ||
チキン生肉 | 21% | 26% |
生サーモン | 12% | ー |
乾燥チキン | 12% | 25% |
乾燥サーモン | 7.50% | ー |
チキングレイビー | 2% | 1.60% |
乾燥卵 | ー | 3.10% |
脂質 | ||
サーモンオイル | 2% | 1.20% |
チキンオイル | ー | 3.10% |
ココナッツオイル | ◯ | ー |
イモ類 | ||
サツマイモ | ◯ | ◯ |
ジャガイモ | ー | ◯ |
レンズ豆 | ◯ | ー |
ひよこ豆 | ◯ | ー |
マメ類 | ||
エンドウ豆 | ◯ | ◯ |
エンドウ豆タンパク | ー | ◯ |
野菜類 | ||
ニンジン | ー | ◯ |
ホウレンソウ | ー | ◯ |
オオバコ | ー | ◯ |
カボチャ | ◯ | ー |
トマト | ◯ | ー |
ショウガ | ◯ | ー |
アスパラガス | ◯ | ー |
海藻類 | ||
海藻 | ◯ | ◯ |
果物類 | ||
リンゴ | ◯ | ◯ |
パパイヤ | ◯ | ー |
バナナ | ◯ | ー |
ハーブ類 | ||
アルファルファ | ◯ | ◯ |
クランベリー | ◯ | ◯ |
カモミール | ◯ | ◯ |
マリーゴールド | ◯ | ◯ |
セイヨウタンポポ | ◯ | ー |
アニス | ー | ◯ |
セイヨウハッカ | ー | ◯ |
コロハ | ー | ◯ |
その他 | ||
グルコサミン | ◯ | ◯ |
コンドロイチン | ◯ | ◯ |
メチルスルフォニルメタン (MSM) | ◯ | ◯ |
ビタミンA | ◯ | ◯ |
ビタミンD3 | ◯ | ◯ |
ビタミンE | ◯ | ◯ |
亜鉛 | ◯ | ◯ |
鉄 | ◯ | ◯ |
マンガン | ◯ | ◯ |
ヨウ素 | ◯ | ◯ |
銅 | ー | ◯ |
セレン | ー | ◯ |
フラクトオリゴ糖 | ー | ◯ |
ビール酵母 | ◯ | ー |
乳酸菌 | ◯ | ー |
好き嫌いやアレルギーがなくて、特別なケアを必要としない元気の良いワンコなら、ひとまずカナガンから始めてみるのも有りです。
栄養成分の違い
モグワンとカナガンの栄養成分の違いは、以下の通りです。
栄養成分 | モグワン | カナガン |
---|---|---|
タンパク質 | ⬇︎27%以上 | ⬆︎29%以上 |
脂質 | ⬇︎10%以上 | ⬆︎15%以上 |
粗繊維 | ⬇︎4.75%以下 | ⬆︎5.25%以下 |
灰分 | ⬇︎9.5%以下 | ⬆︎11.25%以下 |
水分 | ➡︎9%以下 | ➡︎9%以下 |
※NFE(糖質) | ⬆︎38.5% | ⬇︎30.5% |
オメガ3脂肪酸 | ⬆︎1% | ⬇︎0.9% |
オメガ6脂肪酸 | ⬇︎1.8% | ⬆︎2.8% |
リン | ⬇︎1% | ⬆︎1.42% |
カルシウム | ⬇︎1.4% | ⬆︎1.86% |
エネルギー (100gあたり) | ⬇︎361.5kcal | ⬆︎376kcal |
どちらもグレインフリーのドッグフードですが、よりタンパク質を摂取させたいならカナガンがベスト。
モグワンに比較すると、カナガンは全体的に栄養価が高い商品となっているため、活発なワンコの身体をサポートできます。
ただしモグワンは脂質が低いものの若干、粒に油っぽさを感じます。
なぜカナガンより脂質が低いのに粒の油っぽさがあるのか、次で詳しく解説していきます。
粒の油っぽさの違いは製造工程
モグワンとカナガンの油っぽさの違いは、製造工程です。
コーティング処理を2工程に増やしているモグワンは、粒にしっとりとした質感があります。
懸念されがちなオイル酸化は、天然素材を用いた防止に取り組んでおり、安全性に問題はありません。
オイルコーティングは嗜好性や健康維持効果の向上など、品質保持の目的でおこなわれる場合がほとんどです。
コーティング処理の多いモグワンは、カナガンより高い嗜好性があるといえます。
食いつきの違い
モグワンはカナガンを超える食いつきを追求して、製造されたドッグフードです。
カナガンに比べて甘みのある野菜やフルーツを使用しており、糖質が多く含まれています。
さらに生サーモンを加えることで旨味がアップし、カナガンとは違った香りに仕上がっているのも注目ポイントのひとつ。
ただし株式会社レティシアンの調査によると、モグワンとカナガンの食いつきは、どちらも同じユーザー満足度を得ています。
食いつきの良し悪しについては、愛犬によって反応が違うため、実際に試してみるまで分かりません。
モグワンから試してみたい場合は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
開発者や知名度の違い
モグワンとカナガンはイギリスの同じ工場で生産されている商品ですが、開発者や知名度に違いがあります。
モグワン | カナガン | |
開発者 | レティシアン カナガンスタッフ | エディー氏 (元ペットショップオーナー) |
知名度 | 日本 (ほか非公開) | 45カ国で展開 (2022年9月時点) |
開発者や知名度に違いはあるものの、フードの品質や安全性に影響はありません。
知名度が高いから手に入りにくいといったトラブルもなく、どちらも株式会社レティシアンが窓口となって輸入販売をしているため、通販を利用して全国各地より求めやすくなっています。
モグワンとカナガンの共通点
ここまでモグワンとカナガンの違いを比較してきましたが、共通点についても紹介していきます。
モグワンとカナガンの共通点は、以下の通りです。
- 全犬種・全年齢(2ヶ月〜)対応
- イギリス原産国
- FEDIAF基準の工場で生産
- グレインフリー
- グルテンフリー
- グルコサミン/コンドロイチン配合
- サーモンオイルの使用
- 人工着色料なし
- フードの匂いが強い(人工香料なし)
モグワンとカナガンはペット先進国のイギリスで、高い品質管理をしている工場にて生産されており、安全性に優れたドッグフードです。
とくにカナガンは卵やじゃがいもを含んでいるため、アレルギーに該当する場合は利用に向いていません。
ほか、モグワンとカナガンは22種類の共通原材料がありますので、よく確認してみて下さい。
類似度62%と半分以上が同じ原材料を使用しているため共通点が多く、モグワンとカナガンは似ている商品です。
モグワンとカナガンはどっちがいいのか分かりやすく解説
ここまでモグワンとカナガンを比較してきた上で、どっちがいいのか悩んで決めかねているのなら、コスパの良いカナガンから試してみるのはいかがでしょうか。
本来ならモグワンとカナガンの特性を飼い主がしっかりと比較して、愛犬に合わせた判断をするのがベストです。
そうはいっても迷っている人の助けになりたい一心で、当サイトは始めやすさの視点からカナガンを提案しますが、利用に不向きな場合があります。
最後にモグワンとカナガンは、どんな愛犬の利用に向いているのか次で詳しく紹介していますので、判断材料のひとつにしてみてください。
モグワンが向いている愛犬
- 肉も魚も両方好き
- 体重が気になる
- 食いつきが気になる
- 室内で過ごす時間が多い
カナガンが向いている愛犬
- 肉が好き
- 活発に過ごす時間が多い
- 少食
- しっかり栄養を取りたい
なるべく安く良質なフードを入手したい飼い主さんにも向いています。
モグワンとカナガンの違いまとめ
本記事は、モグワンとカナガンの違いを比較して、どっちが良いのか分かりやすく解説しました。
モグワンとカナガンの大きな違いは、肉の含有量です。
愛犬の好みに合わせて、チキンがメインのカナガン、魚を多く含んでいるモグワンを選んでみてください。
モグワンとカナガンは類似度62%の原材料で構成されており、どちらが良いのか迷っているならコスパの良いカナガンを選択するのが無難です。
ただし全ての愛犬に向いている商品ではないため、アレルギーや体質に合っているのか飼い主がよく判断しましょう。
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